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  • 公開日時 : 2022/06/03 12:21
  • 更新日時 : 2022/09/13 11:07
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【火災】火災保険を適正な金額(保険金額)で契約しない場合、支払われる保険金はどうなりますか?

回答

火災保険の保険金は、基本的には保険事故が発生した時の保険価額に対する保険金額の割合によって算出します。ただし、お支払いする保険金は、保険金額または損害の額のいずれか低い額が限度になります。
(注)2013年10月から家計分野の火災保険(「タフ・すまいの保険」「マイホームぴたっと」など)では、罹災時に原則として再評価を行わない「評価済保険」を導入しましたが、以下の例は従来の「普通火災保険」などの内容です。「評価済保険」の詳細は当社パンフレットなどでご確認ください。

◇一部保険の場合
保険金額が評価額(時価額)を下回っている保険のことをいいます。この場合、損害の額どおりに保険金が支払われないことがあります。

※保険金お支払い例(普通火災保険の場合)
保険の対象:建物
評価額(時価額):2000万円
保険金額:1000万円
損害の額:600万円
損害保険金:600万円×1000万円/2000万円=300万円
⇒お支払いする保険金は300万円となります。

◇超過保険の場合
保険金額が評価額(再調達価額または時価額)を超過する保険のことをいいます。「超過保険」の場合、評価額(再調達価額または時価額)を超える部分は保険金のお支払いの対象となりません。お支払いする保険金は評価額(再調達価額または時価額)が限度となります。これは保険による不当利得が認められないことによります。

※保険金のお支払い例
保険の対象:建物
評価額(再調達価額):2000万円
保険金額:3000万円
損害の額:2000万円(全焼・全壊)
損害保険金:2000万円
⇒損害の額2000万円については全額保険金として支払われますが、保険金額のうち評価額(再調達価額または時価額)を超過する1000万円分については保険金のお支払いの対象となりません。このように保険の対象が全焼・全壊となっても保険金は2000万円しか支払われません。

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