建物の保険金額には、マンションの付属物の金額も含まれていますが、損害査定の際には、大震災発生時でも保険金を迅速・的確・公平にお支払いするため、建物の主要構造部（※）に着目して建物全体の損害を認定しています。なお、鉄筋コンクリート造建物の場合は、まず建物全体の沈下または傾斜に着目し、次に主要構造部の被害程度に着目します。したがって、付属物のみに損害が発生した場合などは、保険金のお支払対象になりません。ただし、付属物に損害が発生した場合には、建物の主要構造部にも損害が発生している可能性が高いため、代理店・扱者／仲立人、または当社にその旨ご相談ください。

※基礎・柱・壁・屋根など建築基準法施行令第1条第3号に掲げる構造耐力上主要な部分をいいます。